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『ゲティ家の身代金』セクハラ騒動によりお蔵入りの危機…! リドリー・スコット監督のインタビューが到着!

『ゲティ家の身代金』

衝撃の事件を現代のスクリーンに蘇らせたリドリー・スコット監督
(c) 2017 ALL THE MONEY US, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

世界一有名な誘拐事件が、巨匠リドリー・スコットの手により映画化となる『ゲティ家の身代金』(5月25日日本公開)より、監督を務めるリドリー・スコットのインタビューが到着した。

当時、世界中で話題となったこの衝撃の事件を現代のスクリーンに蘇らせたのは、『オデッセイ』、『アメリカン・ギャングスター』、『グラディエーター』、『エイリアン』など、数々の不朽の作品を世に放つ、巨匠リドリー・スコット監督。主人公ゲイルを演じるのは、『マリリン 7日間の恋』でゴールデングローブ賞主演女優賞を受賞、アカデミー賞ノミネートを果たした実力派女優ミシェル・ウィリアムズ。世間の好機の目に晒されながらも気丈に大富豪と誘拐犯に立ち向かう強い母親を演じた。また、元CIAの交渉人チェイス役には、『ディパーデッド』『テッド』と、コミカルな役からシリアスまで幅広い演技に定評のあるマーク・ウォールバーグが名を連ねる。そして、億万長者であり狂人という、本作の裏の主人公ともいえるジャン・ポール・ゲティを演じるのは、アカデミー賞受賞の名優ケビン・スペイシー・・・のはずだった・・・

2017年11月、ハーベイ・ワインスタインのセクハラ問題に端を発した騒動により、ケビン・スペイシーが突如降板。映画は既に完成しており、全米公開はその1か月後に予定されていた。この非常事態に御年80歳のリドリー・スコットは即座に決断した。「再撮影だ」。その数日後にはアカデミー賞俳優、クリストファー・プラマーの出演が決まり、1週間後には撮影がスタート、その2週間後には映画を完成させる。お蔵入りをも危惧された危機的状況をこの短期間で乗り越え、アカデミー賞(助演男優賞:クリストファー)、ゴールデングローブ賞(監督賞:リドリー・スコット/主演女優賞:ミシェル/助演男優賞:クリストファー)、英国アカデミー賞(助演男優賞:クリストファー)でノミネートされるという、史上空前の快挙を果たすこととなる。なおクリストファーはアカデミー賞演技部門ノミネートの歴代最高齢記録を更新した。このピンチを大逆転劇に変えたのは、代打出演を快諾したクリストファーはもちろんのこと、ミシェル、マークといった実力派俳優と再撮影に携わった多くのスタッフ、そして彼らをまとめ上げたリドリー・スコット監督だからこそ成し遂げられた奇跡とも言える。

お蔵入り寸前だった本作を見事仕上げた彼は、インタビューにて、すぐに投資家の所へ行き、「僕たちはこれを直せる。誰をキャストし直すことが出来るかわかっている。再撮をして、予定通りに公開出来るよ」と語ったとコメントしている。また、本作について、「この映画は、みんなが考えているものじゃないと思う。裁判事件であるとか、トーキングヘッズ(画面に語り手の顔が出てくるもの)じゃないんだ。今作には、とてもストレスフルで、時にはかなり暴力的なところが出てくる。多くの意味で、それは家族の崩壊についてのストーリーなんだ。でもまた、子供のために立ち向かったこの女性の人生におけるとても緊張した瞬間だ。ミシェル・ウィリアムズによって演じられたこの女性の意志の強さや勇気は、最も重要なものだ。ファンタスティックだよ」と語っている。

リドリー・スコット監督だからこそ、再度集まり、撮影に挑んだキャスト陣の活躍に注目したい。

■『ゲティ家の身代金』
2018年5月25日 日本公開
配給:KADOKAWA
(c) 2017 ALL THE MONEY US, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

文:神田 なぎさ

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