海外セレブのゴシップ・ファッション・映画・ドラマ・洋楽情報をお届け!

Hollywood News – ハリウッドニュース

失神、体調を崩す者続出!新感覚の学園スプラッタホラー『RAW~少女のめざめ~』

RAW_82941.jpg

カンヌ映画祭でも大きな話題を呼んだ作品『RAW〜少女のめざめ〜』
(c) 2016 Petit Film, Rouge International, FraKas Productions. ALL RIGHTS RESERVED

カンヌ映画祭の上映後、スタンディングオーベーションとなった作品『RAW~少女のめざめ』(2018年2月2日日本公開予定)。美しい少女のポスターが印象的であるが、本作は観た観客があまりの衝撃的な内容に失神してしまったり、体調を崩すなど大きな話題を呼んでいる。そんな本作の恐ろしいほどの見どころをご紹介。

舞台は獣医の大学。日常に転がる恐怖
春、進学し新たな環境に身を置く人も多いのではないだろうか。本作も主人公ジュスティーヌが大学に進学するところから物語が始まる。新入生歓迎行事と名うち、先輩たちのやりたい放題に無理やり付き合わされるジュスティーヌ。その先輩たちの嫌がらせの一つとして、ベジタリアンであるのに関わらずウサギの肝臓を食べさせられてしまう。今まで口にしたことのない味にジュスティーヌ不快感を覚える。「クチャ」という音がよりその不快さをより際立たせ、美しいジュスティーヌの顔がゆがみ吐き出す演技も迫るものを感じる。見ているこちらまで肉というものは本当に気持ちわるい食べ物なのではないかと錯覚してしまうほどである。また獣医の学校の日常の描き方も怖さを感じる。なんでもない顔で登場人物たちは動物に麻酔を打ち、殺す。楽しい会話をしながら解剖をする。ここの学校の人々はみなどうかしてるのではないだろうかと、しかしそれは現実で当たり前の日常なのである。私たちから見ると異様に見える舞台が本作の恐ろしさを倍増させている。

恐ろしいほど美しすぎる!?ジュスティーヌ役の:ギャランス・マリリエ
本作が長編映画初の出演となった主人公ジュスティーヌ役を演じる:ギャランス・マリリエ。その素朴で少女らしい美しさがより、本作の狂気感を際立だせている。とにかく演技がストイック。真面目でどこか天然な少女であった容姿からは想像ができないほど物語の終盤になるにつれ、青白く細くなり、強い目つきが獣のようになっていく。若い女優が拒むような衝撃的な演技を難なくこなしていることが恐ろしい。これほど画面にすべてをさらし、体を役に預ける女優はなかなかいない。この作品からの彼女の飛躍に期待したい。

ラストは涙が止まらない!恐ろしさの先にある愛
本作はただただグロテスクな作品ではない。しっかりとした家族の愛、好きな人への愛、大きな愛が隠されている作品である。それぞれの登場人物は一見すると狂気に取り付けられた怪物のように見えるが、その行為は止められない衝動と戦っているように描かれてる。誰かのために誰かを傷つけ、愛す姿は紛れもない人間である。怪物のようであった主人公ジュスティーヌがラストに見せる表情に是非注目してほしい。優しさと切なさ、悲しみが織り交ざった人の表情にスッと戻る。ラスト数十分に本作の隠された真実がすべて暴かれるのはとても爽快であり、ドラマテックで涙が止まらなくなるものになっている。

正直、スプラッタ映画、スリラー映画が苦手な方は本作を観ることをお勧めしない。高度な特殊メイクが全てをリアルに表現している。失神者が出るのも納得ができるほどの出来栄えである。しかしそれを耐え抜くとこの作品の本質の愛にたどり着くことができる。恐ろしさの中に隠された真実に是非注目してほしい。

■『RAW~少女のめざめ~』 ※ R-15
2018年2月2日(金) より全国ロードショー
(c) 2016 Petit Film, Rouge International, FraKas Productions. ALL RIGHTS RESERVED

文:栗林 麻純

PICKUPオススメ情報(PR)