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『ダンケルク』でノーラン作品5本目の出演!キリアン・マーフィーの公式インタビューが到着

『ダンケルク』

ノーラン作品5本目となるキリアン・マーフィー
(c) 2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. ALL RIGHTS RESERVED.

クリストファー・ノーラン監督の実際に起きた史上最大の救出作戦を描く大傑作『ダンケルク』(9月9日日本公開)より、ノーラン作品には欠かせない存在で、個性的なブルーの瞳が印象的なキリアン・マーフィーのオフィシャルインタビューが到着した。

キリアン・マーフィーがノーラン作品に初めて登場したのは、ジョナサン・クレイン博士(通称:スケアクロウ)を演じた『バットマン ビギンズ』。その強烈な演技が高く評価されロンドン映画批評家協会賞にノミネートを果たす。その後、『ダークナイト』、『ダークナイト ライジング』でも同キャラクターに扮している。また、ディカプリオ主演の大ヒット作『インセプション』では、標的となる億万長者の息子を演じ、その演技力に磨きをかけた。キリアン・マーフィーにとって5度目の登場となるノーラン監督作品『ダンケルク』では、ドーバー海峡に漂流する“謎の英国兵士”を演じ、名前すら与えられていないキャラクターであるにもかかわらず、ノーランと組むチャンスを得たキリアンは出演を快諾した。

―監督・脚本のクリストファー・ノーランから初めて出演を打診されたとき、何が頭をよぎったか?
クリストファー(以下クリス)が電話をくれて、(脚本を)送るからと言ってくれた。僕たちはお互いをよく知っているので、彼は僕が何に興味をもつかが分かっている。どんな役柄なら僕が挑みたいと思うかもね。それにクリストファー・ノーラン映画なら、その可能性は相当高い。彼がまた声をかけてくれるのはうれしい。それに今回のは…、とにかく圧倒された。

―脚本で最も気に入った点は?
この映画で僕が最初にハッとしたのは、これがアメリカの戦争映画ではないという点。アメリカの戦争映画には名作が多い。でも、現代の傑作戦争映画のリストを作ったとしても、僕はこの30〜40年で、そのリストに入るべきだと思えるイギリス映画は1つも思いつかない。だから、そういう点にもフィルムメーカーとしてのクリスが惹かれたんじゃないかな。彼はこのストーリーに、何かものすごくユニークなものがあり、これまでに映画で描かれていないということに気づいたんだと思う。

―演じあなたが演じる“謎の英国兵士”は、名前のないキャラクターですが、どこに共鳴しましたか?
僕が演じるキャラクターは、無数の兵士たちの体験を象徴していると思う。それは戦争というものが人に与えうる深い感情的・心理的なダメージなんだ。彼が最初に登場するのは、ダンケルクから兵士たちを撤収させるために英仏海峡を渡っている民間の船のひとつ、ムーンストーン号に助け上げられるところ。彼は、精神に影響を及ぼすほどの恐怖体験から生き延びたばかりなのに、「いや、この船はあそこ(ダンケルク)に戻るとこだ」と言われてしまう。この映画は、ダンケルクで起きている出来事全体に及ぶ交錯する複数のストーリーを描いていく。ノーラン映画ならでの映画で、それらの異なるストーリーは同じ時間軸では展開しない。それぞれにふさわしいペース――陸地の1週間、海上の2日、そして空の1時間があり、僕のキャラクターはその2つの時間軸の中で登場することになる。

―「ダークナイト」シリーズ、『インセプション』に続き、ノーラン映画5本目の出演です。今回がノーランの最大規模の作品だと思いましたか?
僕にとって、ノーラン映画での最高の思い出は、“大規模”という点とはまったく関係ないんだ。彼の作品はいつも親密であり、非常に集中していて、極めて綿密だ。そしてクリスは常にカメラのそばにいる。それが僕にとっての彼の映画なんだ。大掛かりな要素――もちろん目を見張るほどすばらしい――は、人間のストーリーがそれを動かしていない限り、何の意味もないからね。『インターステラー』が成功したのも、非常に感動的な映画だったからだと思う。僕も泣いたから。彼がどれだけすごいスケールのセットを作ろうが、どんなに圧倒的な仕掛けだろうが、もしストーリーと演技が観客の胸を打たなければ、何のインパクトもないと思うよ。

―ノーラン作品の撮影現場で、彼についてあなたがいちばん感銘を受ける点は?
彼のビジョン。映画に対する熱烈な意欲。そして映画全般に関する包括的な理解力だね。映像的に特出している監督、俳優、その演技に関してとても理解が深い監督、そして脚本の理解が優れている監督がいるが、クリスはそのすべてを把握している。映画に関する仕事の一つひとつを自分のものとして理解している。だから、クリストファー・ノーラン映画で仕事をする場合は最高の力を出さないといけないんだよ。さもないと、彼のほうがうまいから(笑)。

―この作品に関わる前に、ダンケルクの撤退作戦についてどれくらい知っていましたか?
僕は第二次世界大戦では中立国だったアイルランド出身で、あの作戦についての知識はかなり限定的なものだった。その後、リサーチをしてもっと学んだ。あれは第二次世界大戦においても、イギリスの歴史全部においても、まさに特別な出来事。戦時中の攻撃が悲惨なまでに失敗した結果、何十万もの兵士がフランスの海岸で身動きがとれなくなった。でも、人々が決死の覚悟で彼らを生還させようとしたことでその失敗を挽回できた。それが“ダンケルクの奇跡”だ。極限状態にあり、絶望的な戦いのなかで敢行されたこの大規模撤退作戦は、国を団結させ、個々の兵士たち、そして救出に駆けつけた人々の犠牲心と英雄的行為を呼び、最終的には、作戦を成功させることができたんだ。

―劇場で本作を観る人々にどんな体験をしてほしいですか?
人々が胸を躍らせ、理屈抜きにこの映画に引き込まれるといいなと思う。最終的には映画全体を支えるヒューマン・ストーリーに心を動かされてほしい。クリスはどの作品でもそれを得意としているし、今回もそうなんだ。この映画は結局のところ、勇気とサバイバル、そして人間の精神の勝利を描いている。ありふれた表現だけど、今回は実際にそれが当てはまるんだ。それこそが実際のダンケルク撤退作戦が象徴するものであり、その精神が映画のどのフレームにも表れていると思う。

キリアン・マーフィーは、8月12日に日本公開される歴史サスペンス『ハイドリヒを撃て! 「ナチの野獣」暗殺作戦』でレジスタンス青年を体現。今後は、アイルランドで12月に公開されるインディペンデント映画『The Delinquent Season』がある。さらに、間もなくジム・シェリダン監督の実話アクションドラマ『H-Block』の撮影に入る予定で、今後の活躍が大いに期待される。

■『ダンケルク』
2017年9月9日(土) より全国ロードショー
(c) 2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. ALL RIGHTS RESERVED.

文:ハリウッドニュース 編集部

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