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ハリウッドの北村龍平監督が断言する、“伝える交渉術”とは? 【インタビューPart3】

『NO ONE LIVES ノー・ワン・リヴズ』_3

“エクストリーム”が持ち味の北村龍平監督、そのズバリな交渉術とは?
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ハリウッド2作目となる『NO ONE LIVES ノー・ワン・リヴズ』(4月27日日本公開)を引っさげ来日した北村龍平監督に、交渉術について聞いてみた。

北村監督は、自主製作映画で活躍してきた頃から並々ならぬ交渉力と実行力で映画を作り続けてきた。当時まだ無名だった監督が、資金のない中、脚本だけ書いて、俳優の渡部篤郎の元へ出向いて口説き落とし、仲間を集め(が集まり)、『ヒート・アフター・ダーク』(99)を製作したのはそんな彼の武勇伝のひとつ。有言実行の男・北村龍平は、どのように交渉に臨んでいるのだろうか?

「僕は結構それ(交渉)が得意だと思うんですけど、僕が心がけているのは、コチョコチョこざかしいことをやらずに、真正面からストレートにぶつかること。大鉄則ですね」と話し始めた。

「“俺はこうしたいんだ”ということを、明確にシンプルにパワフルに伝えるっていう、これ以外ないと思うんですよ。なんかもう、企画書みたいなものをダラダラ出して、このテーマがどうでしてって言われても、僕には響いてこないし、何か違う気がするんですよね」。

「それは(出世作となった)『VERSUS ヴァーサス』の頃から変わらないんです。“世界がブッとぶアクション映画を作るんだ”“何が何でも作るんだ”“カッコ良ければなんでもいい”“面白くてカッコ良いことをやるんだよ!”って」「『あずみ』の時も、プロデューサーに言ったのは、“『マッドマックス』みたいな宿場町を最後作るんですよ”“200人くらいいるねん。何やお前?みたいな無茶苦茶な野武士やら侍やらを、あずみがぶった斬って”っていう。そしてそんな映画になったじゃないですか、やっぱり。明確に言うってことですよね」。

一貫してブレない。

「そうですね。良くも悪くもなんですけど(苦笑)、それで生き延びてこられたんだと自分では思いますけどね。昔から見てくれている人から見て、ハリウッド行って普通の映画作っちゃって全然北村龍平らしくないな、って思われたら負けなんですよ」。

「この映画でプレゼンに行ったときも、(明確に)言っただけなんですよね。“レクター博士とジェイソン・ボーンを足したヤツが、ターミネーターのように大暴れする映画”だと。その分かりやすさがたぶん彼らに通じたんでしょうね」。

最後に、日本のクリエーターにメッセージを求めると、「特にないですよ」と言いつつもこんなふうに答えてくれた。

「自分で思うことをブレない信念でやっていくってことですかね。それしかない世界なので。業界の方とかがしたり顔で言うんですよ。“『あずみ』なんてできないよ”“ハリウッドなんて無理だよ”と。売れてからも言われてましたしね」と振り返る。

そして、「若くて夢を持った人たちにあえて言うと、特に日本、業界は、すごいネガティビティーなんですよ。難しいとか、金がない、景気が悪い、映画は客入んねぇとか。『うるせーよ!』って話なんですよ(笑)、僕から言わせると。『お前の世界観で物を言うな』と」「そういうことを言われたら、僕はどんな形であれネガティビティーを浴びせられたら、『全無視しろ』っていう。それくらいですね、アドバイスっていうのはね」と、自身を貫く姿勢が大事だと訴えた。

そんな“ブレない男”北村監督は、ハリウッド第2作目で“狂気的にブレない男”を描いている。バイオレンス・スリラー映画の“ブレない男”とは果たして?

文:ハリウッドニュース編集部

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