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アン・リー監督が語る『ライフ・オブ・パイ』の“トラ”に込めた真意とは?

『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』_1

『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』のアン・リー監督
(c)2012 TWENTIETH CENTURY FOX FILM

アン・リー監督が、『ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日』(1月25日日本公開)のプロモーションで来日し、インタビューに応えた。

(※このインタビューは、映画を鑑賞した後に読んだほうがより理解できる内容を含むため、鑑賞後の閲覧をオススメします)

アカデミー賞で作品賞・監督賞をはじめ11部門でノミネートを受けている本作は、大海原に投げ出されたインドの青年が、トラと共に1隻のボートで送る漂流生活を描いている。ただでさえ途方にくれる海上でサバイバルしなければならない状況の中、さらに追い打ちを掛けるように猛獣のトラと超接近での迫力のサバイバルが展開される。

監督は、ボート上での青年とトラとの関係性について、「トラはいろいろなものの象徴なんです。もちろん、“敵”という見方もできます。(主人公パイは)“恐れ”や“障害”と共生しなければいけません」と語った。

「もうひとつ伝えたかったのは、“自然に対する敬意”です。つまりは“神に対する敬意”です。我々に彼らが合わせてくれるのではなく、我々が彼らに合わせるのです」「私がトラから学んだのは、トラはあくまでもトラだということです。感情を持っているけれど、人間の感情とは違うんです。彼(トラ)は我々を理解できないので、我々が理解してコミュニケーションするしかないんです。生き延びるためには敬意が必要で、彼と共に生きる謙虚な気持ちが大切なんです」。

そして、「想像力・幻想の力強さでもあります。もしかすると、触れるもの、目に見えないものよりも、より真実を語っているかもしれないからです。トラは我々の内面を表しているとも言えるでしょう」と付け加えた。

思いを巡らせば巡らせるほど、深くなっていく。「(鑑賞者は)トラに自分自身の考えを投射している」と言うアン・リー監督の言葉どおり、さまざまな思いが頭を駆け巡る1本だ。

文:ハリウッドニュース編集部

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