“人間離れ”のジョージ・クルーニー、まるで千手観音!
ジョージ・クルーニーが製作から脚本までをマルチに取り仕切った新作『The Ides Of March』(原題・10月7日全米公開、日本公開未定)で堂々と主役を張るライアン・ゴズリングが、ジョージの手腕を“人間離れ”と評しています。
「こんなに働く人を見て感激したよ。人間業を超越しているんだ。はっきり言って、僕にはまねできるものではないな。この映画では脚本・製作・監督・出演をすべてこなし、その上、みんなにいたずらを仕掛ける時間まであるんだぜ」と、ライアンはすっかり舌を巻いています。
とりわけ、監督として「出演者が芝居に集中できる環境を整える」ためにどんなことでもしていたジョージの姿には胸を打たれたようで、「現場のストレスを取り除くという仕事こそストレスのたまるものだと思うけれど、彼はそれを積極的にやってのけたんだ。おかげでムード抜群の現場になったよ」と大絶賛。
その出演者には、マリサ・トメイ、フィリップ・シーモア・ホフマン、エヴァン・レイチェル・ウッド、ポール・ジアマッティが名を連ねています。自身の演技に真剣に取り組みつつ、製作状況にも責任を持ち、個性豊かな俳優たちを取りまとめ、安心させ、最高のものを引き出す努力を惜しまなかったジョージは、まるで千手観音です。