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「ひ弱」⇒「ムキムキ」に見せるハリウッドの驚愕VFX技術 PART2

『キャプテン・アメリカ』

変身後のスティーヴ(クリス・エヴァンス)
(c) 2010 MVLFFLLC. TM & (c) 2010 Marvel Entertainment, LLC and its subsidiaries. All rights reserved.

⇒PART1からの続き。

それは複数の撮影を要するという。

まず、クリスがほかの登場人物らと演技をする通常のシーン。次に、クリスを除いたシーン(これは、“縮小”させたクリスを再挿入するため)。最後に、クリスの演技を代役が真似たシーン。これらのシーンを最終的に合成する。

当初、『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』(08)の技術を使用することが検討されたが、採用されなかった。それはジョー・ジョンストン監督が、クリス自身に演じてもらうことを望み、クリスもできるかぎり代役を使わず自分で演じることを望んだからだ。

“縮小”は彼らの意図を実現させた手法だった。この方法だと、クリスがリアルな“現場”で演技をするため、通常の状態で演技ができる。そして(体格の小さい)シェークスピアの舞台役者が、代役として彼の動きを真似る。

そのほかにも、仕上がり後を考えて、「ひ弱なスティーヴ(クリス)」がほかの登場人物と芝居するときは、クリスを低く下げるか、ほかの登場人物を台の上に載せて大きさのバランスを整えたり、役者同士の視線を合わせるため、顔にマークを付けて位置を確認したり、歩幅を狭くしたりする必要があった。

さらに、単純に“縮小”するだけにとどまらず、服に影をつけたり、目を落ち込ませたりして調整していく。

こうして、派手なアクションに使われるVFXではないが、最新の技術と手間暇と高額なコストをかけて制作された映像が完成する。そのあくなき追求魂には、ただただ敬服せざるを得ない。

文:ハリウッドニュース編集部

>>「ひ弱」⇒「ムキムキ」に見せるハリウッドの驚愕VFX技術 PART1

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