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Hollywood News – ハリウッドニュース

アメコミの宿命? 最強戦士で神の子『マイティ・ソー』の誤解

『マイティ・ソー』_1

神の子「ソー」は戦士として最強だが、傲慢な性格が災いしてしまう。クリス・ヘムズワースのムキムキなナイスバディーにも注目
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今年2011年はアメコミ映画化作品が多数公開されるアメコミイヤーだ。しかし、「アメコミ」はとかくステレオタイプに語られがちで、誤解されやすいジャンルである。

『X-MEN:ファースト・クラス』(6月11日公開)、『マイティ・ソー』(7月2日公開)、『グリーン・ランタン』(9月10日公開)、そして『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー』(10月14日公開)。みんな“ヒーロー”という共通点があるが、当然ながらそれぞれに違った特徴がある。

アメコミの多くが、スケールが大きくダイナミックな作品なだけに、ハリウッドは当然のようにCGを入れてくる。アメコミ映画化作品が世に出るとき、CGの発表会のような様相を呈する。最新のCG技術はすさまじく、それらは高らかに謳われる。

7月2日に日本公開される『マイティ・ソー』もCGなしには語れない。しかし今回、展開されている宣伝イメージだけを見ていると、その作品の内容は良い意味で裏切られる。

主人公、神の子ソーは最強の戦士。王位継承権を持つソーは、傲慢で自分勝手で思いのままに生きてきた。そんな彼があることをキッカケに神界を追放され、人間界(地球)に飛ばされてしまう。本作は、神の強大な能力を失ってしまったソーが、地球人と触れ合うことで自分を見つめていくという成長物語なのだ。

確かに、3Dだし、ド派手アクションだし、マーベルコミック的な展開だが、描かれている部分は(神だけど)ひとりの人間としての心情なのだ。元々「ソー」は北欧神話をマーベルコミック的に解釈したもので、多くの神話がそうであるように、神もまた人間と似たような行動をする。設定は「神」だけれども、描かれるのは、自分の価値を認めてもらいたい心情だったり、うぬぼれが招く挫折だったり、どうしようもない恨みだったり、親子兄弟の関係だったり、人間と少しも変わらない。

そして、シェイクスピア俳優にして、シェイクスピア監督のケネス・ブラナーが本作の監督を務めていることも付け加えたい。さらに、オスカー受賞俳優のナタリー・ポートマン、アンソニー・ホプキンスの共演は、物語をより強固なものにしている。もし「アメコミ=大雑把なアクション映画」と変な認識をしているのであれば、それは誤解である。

文:ハリウッドニュース編集部

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