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三池監督『一命』がカンヌ映画祭で上映、観客は好反応も批評家は辛口

『一命』_4

カンヌ映画祭のレッドカーペットを歩く『一命』の三池崇史監督と瑛太
Photo by Kazuko Wakayama

三池崇史監督『一命』(10月公開)の公式上映が、第64回カンヌ映画祭で19日夜(現地時間)に行われ、約5分間のスタンディングオべーションで迎えられた。上映には三池監督ほか、主演の瑛太、脚本家の山岸きくみらが出席。同日午後に行われた記者会見から終始緊張の面持ちだった瑛太も、客席からの拍手に笑顔を浮かべた。

観客から温かい拍手が送られた一方で、メディアからの評価は賛否両論だ。開期中、現地で発行されているデイリー誌「le film francais」のフランスの映画ジャーナリストらによる評価は、星付けした14名のうち、半数の7名が5段階評価の下から2番目となる“一つ星”を付けるという、総じて低めの得点となった。

切腹という武士の文化を描いた本作は、仲代達矢が主演した『切腹』(62年)のリメイク。また、カンヌのコンペティション部門では初の実写3D作品となる。会見で三池監督は、「日本の狭い空間、ほんの少しの奥行きを、3Dでじっくり撮ることができた」と振り返った。日本の伝統的な武士道精神は、外国人プレスからは「文化背景の理解が難しい」との意見も出ているが、審査員団がどのような評価を下すのか注目したい。

前日18日には、カンヌでグランプリに輝いた実績を持つ河瀬直美監督の『朱花(はねづ)の月』(9月公開)も上映されている。こちらの星取り評価も苦戦気味。ただ、昨年パルム・ドールに輝いたアピチャッポン・ウィーラセタクン監督『ブンミおじさんの森』のように、前評判が高くなくとも、審査員が評価する可能性があるのがカンヌの面白いところで、最後まで目が離せない。受賞結果は最終日の22日に発表される。

文:ハリウッドニュース編集部

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