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ロドリゲス監督『マチェーテ』が熱い背景に“移民問題”

ロバート・ロドリゲス

『マチェーテ』を手掛けたロバート・ロドリゲス監督
(c)Hollywood News

ロバート・ロドリゲス監督の最新作『マチェーテ』(9月3日全米公開、日本公開未定)がアメリカでかなり盛り上がっている。

本作は、映画ファンなら待ちに待った作品なのだ。と言うのも、ロドリゲス監督がクエンティン・タランティーノ監督と一緒に作った2007年公開の『グラインドハウス』の一編、『プラネット・テラー in グラインドハウス』の冒頭に挿入した架空にある映画の予告編として作られたからだ。そんな作品が、まるまる1本の映画として完成した。

現地時間25日に行われたロサンゼルスプレミアで、監督が「ファンのリアクションがすごくて、街を歩いてても「あの映画はいつ出来るの?」と聞かれるほどの5年間でした」と言うくらいに期待されていた作品だ。

架空の予告編にも出演した主演のダニー・トレホのほか、『シン・シティ』(95)のジェシカ・アルバ、『アバター』(09)のミシェル・ロドリゲス、名優ロバート・デ・ニーロ、『沈黙』シリーズのスティーヴン・セガール、ドラマ「刑事ナッシュ・ブリッジス」のドン・ジョンソンとチーチ・マリン、そしてリンジー・ローハン、と豪華出演陣がそろい、タランティーノ監督も製作に協力している。

さらに、本作が熱を帯びているのは、その舞台と設定および背景だ。『マチェーテ』はメキシコを舞台にした、ラテン・アメリカ人が主役の作品で、不法移民問題にも触れている。

折しも、メキシコからの不法移民が絶えないアリゾナ州が2010年7月29日から施行予定だった新移民法に対して、連邦政府が連邦地裁に差し止めを求め、その主要部分の施行が差し止められた問題がある。アリゾナ州が施行予定だった新移民法は、警察が異国人種と見受けられる人々をただそれだけで(主にメキシコ出身だと見受けられる理由で)尋問、拘束することができるようになるというもの。このため、多くのアリゾナにいるメキシコ人はワシントンなど近隣の州へ移動し始めているという。

不法滞在者の選挙権が与えられている一方で、麻薬問題などに関して米社会で不満は高まっている。麻薬密輸による武装勢力の取り締まりと、約1000万人とも言われるメキシコ人不法移民の排除が背景としてあり、同法とからめた論議が起こっている。

話題に事欠かない作品ではあるが、まずは日本で無事に公開されることを待ちたい。

文:ハリウッドニュース編集部

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