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Hollywood News – ハリウッドニュース

【米社会を学ぶ07】ジェニファー・ローレンスでも太りすぎ!?ハリウッドが生むボディイメージ問題

ジェニファー・ローレンス

ハリウッドがボディイメージについて若い女の子に与える影響を批判するジェニファー・ローレンス
(c)Imagecollect.

さまざまなセレブの言動に着目して、アメリカ社会の今を解説!好きな海外セレブを通し、アメリカについて楽しく学ぼう。

「テレビで人が『太っている』と言うのを、違法にするべき」。これは、女優のジェニファー・ローレンスが2013年のインタビューで語った言葉。今回は、アメリカの若い女性を中心に問題となっているボディイメージについて見ていこう。

ボディイメージとは、自分の体に対する自己評価。幸福度を上げるアプリ「Happify」によると、89%ものアメリカ人女性が自分の体重に満足していないという。さらに、アメリカ国立衛生研究所によると、5人に1人の女性が軽度から重度の摂食障害を抱えている。

このような状況に大きな影響を与えているのが、ハリウッドを中心とするメディア。若い女性がテレビや映画で細い女優やモデルを見て、理想の体型だと思い込んでしまうからである。しかし一方で、ハリウッドで活躍するスターも体型を維持するために摂食障害に陥る人が多い。歌手のデミ・ロヴァートやレディー・ガガ、女優のケイト・ウィンスレットらは摂食障害の過去を明かしている。

ジェニファーは、このようなメディアがアメリカの若者に与える影響をコントロールしようとしている女優の一人。映画『ハンガー・ゲーム』(12)に出演が決定した際には、演じる役カットニスが食事を十分にとれず痩せている少女であるべきだと製作陣に言われながらも、この役が世界中の女の子に与える影響を考えるべきだと主張。痩せ細った体型ではなく、たくさんのトレーニングで強く健康にした体型で出演した。

周りからの批判を気にしないのもジェニファーの尊敬できるところ。映画公開後に数多くあった、「ジェニファーはこの役に太りすぎている」というレビューについて、関係者いわくジェニファーは「おもしろすぎる。女優には摂食障害の人が多すぎると言いながら、ふつうの体型だと批判されるのね」と笑い飛ばしたと米情報誌「The Chicago Sun Times」が明かしている。映画やドラマの役のために痩せるよう要求される女優は多く、ジェニファーの他にも映画『ターザン:REBORN』(16)のヒロイン役マーゴット・ロビーや、ドラマ「プリティ・リトル・ライアーズ」に出演する女優アシュレイ・ベンソンもダイエットするようにというプロデューサーらの要求を断った過去を告白している。

痩せすぎていない体型のトレンドは、ファッション業界でも見られる。従来の細いモデルに加え、現在はぽっちゃりしているプラスサイズモデルも活躍し、自分の体を好きになろうというポジティブなメッセージを発信している。

ただし一方で、アメリカでは女性の40%が該当するという肥満も大きな問題。自信を持てる、かつ健康的な体の追求が今後も続くだろう。

文:小波 クレア

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