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Hollywood News – ハリウッドニュース

【米社会を学ぶ05】悲しい事件の連続!銃社会に立ち向かうセレブたち

キム・カーダシアン

現在の銃規制の緩さをTwitterで指摘したキム・カーダシアン
(c)Imagecollect.

さまざまなセレブの言動に着目して、アメリカ社会の今を解説!好きな海外セレブを通し、アメリカについて楽しく学ぼう。

「人々が意味もなく死に続けている。いつになったら銃の法律が変わるの!?」これは、6月12日にオーランドで発生した銃乱射事件を受けてキム・カーダシアンがTwitterに投稿した言葉。今回は、アメリカで論議を呼んでいる銃社会について見ていこう。

オーランドの事件では、同性愛に反対する人がゲイクラブで乱射。49人が亡くなり、53人が負傷するというアメリカの犯罪史上最悪の銃乱射事件となった。また、その前日には同じくオーランドで歌手のクリスティーナ・グリミーさんがコンサート終了後に撃たれ、22歳という若さで亡くなった。

このような悲劇的な事件を受け、多くのセレブが悲しみを表明している。セレーナ・ゴメスやジャスティン・ビーバーは自らのコンサートで涙ながらにクリスティーナを追悼。レディー・ガガはオーランド銃乱射事件の追悼集会で「これは人類への攻撃だと思います」とスピーチした。

さらに、一部のセレブはこのような悲劇を生んだ不十分な銃規制に対する怒りも表明している。キム・カーダシアンはTwitterにて、現在の法律では危険人物でも銃を所持できると指摘。6月23日には、世界で最も権威のある音楽チャート「ビルボード」がブリトニー・スピアーズ、レディー・ガガ、ジェニファー・ロペスら著名な歌手の署名入りの手紙をアメリカ議会に送り、銃規制を強めるよう求めた。

そもそもアメリカは、なぜ銃社会なのか。それは日本とは違い、憲法で“人民が武器を保有しまた携帯する権利”が保障されているからである。この背景には、イギリスの植民地時代の圧政から解放されるために、18世紀末に市民が武器を持って戦っていた歴史がある。現代は銃を買う人には本来ならば身辺調査が行われるが、銃のショーでは身辺調査なしに購入できるなどという抜け穴が法律にあり、その結果、スイスの調査機関によると、2007年の時点でアメリカの一人あたりの銃所持率は88.8%という世界1位の数字になっている。

実際、銃を持っているのが当然という人は多い。ブラッド・ピットは銃の所持に賛成するセレブの一人で、インタビューで「家に銃がないと、安全ではないような気がする」と語っている。ネットでは、「人を殺すのは銃ではなく人だ」「銃がないと自分を守れない」という銃賛成派、「銃がない社会の方が圧倒的に銃による事件が少ない」と主張する銃反対派の議論がヒートアップしている。

オーランドの事件後でもなお、銃規制を強める法案が否決されるアメリカ。日本人にとっては想像しにくい問題であるが、今後このような悲劇が起こらないことを祈る。

文:小波 クレア

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