【ハリウッドスラング045】「pass out」には気をつけて
今回のハリウッドスラングは、「pass out(パス・アウト)」。アメリカのコメディー映画などを観ていると、あまりにショックなことが起きて床にバッタリと倒れる人がいますよね。そんな時に使えるのが今回の言葉である、「気絶する」という意味の「pass out」です。
コンサート中にガラスに激突し、後に「pass out」したジャスティン・ビーバー
使用例:
ジャクソン:You were totally passed out at the party last night.
(君は昨夜のパーティーで完全に寝てたよ)
マイキー:I got too drunk.
(酔いすぎちゃったんだ)
「pass out」が「気絶する」という意味なのは、いろいろな意味を持つ「pass」という言葉に「消え去る」という意味があるからなのだと思います。「消え去って、(意識が)アウトする」ということからなのでしょう。ちなみに、「pass away」だと「亡くなる」という意味になるので、注意が必要ですね。
アメリカのセレブが「pass out」したという話をよく聞きます。人気ポップスターのジャスティン・ビーバーは2012年の5月にフランスのパリで行われたコンサートの最中に、ステージ上にあったガラス窓に激突し、その後に控え室で「pass out(失神)」しました。ファッション批評番組「ファッション・ポリス」の司会者であるケリー・オズボーンも2011年に社交ダンスを踊っている時に転倒して頭を打ってしまい、「pass out(気絶)」したことがあります。最近では、ミュージシャンのマリリン・マンソンがコンサートで歌っている最中に、インフルエンザが原因で、ステージで「pass out(倒れて動かなくなる)」しましたよね。
「pass out」した際に、頭の打ち所が悪くて「pass away」するなんてことにはならないように、セレブにはなんとか気をつけて行動してほしいですよね!