D・フィンチャー×ルーニー・マーラ『ドラゴン・タトゥーの女』の“穏やか”来日記者会見
『ドラゴン・タトゥーの女』の主演女優のルーニー・マーラとデヴィッド・フィンチャー監督
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映画『ドラゴン・タトゥーの女』(2月10日日本公開)の来日記者会見が1月31日に東京・六本木にて行われ、来日したデヴィッド・フィンチャー監督と女優のルーニー・マーラが登壇した。
緊張の面持ちのルーニー・マーラ。役柄とまったく違う柔和な印象
ルーニーは、フィンチャー監督の前作『ソーシャル・ネットワーク』(10)で主人公の(元)彼女を演じているが、今回は主役に大抜てきされている。
原作は大ヒットしたミステリー。舞台がスウェーデンのため、撮影は現地で敢行された。ある資産家一族にまつわる40年前の謎を解明するため、ダニエル・クレイグ扮する主人公ミカエルと共に、ルーニー扮するもうひとりの主人公リスベットが、謎に迫っていく。
登壇した2人は、二言三言の短いあいさつをする。監督はとても穏やか。しかし一方のルーニーは、本編で見せる、モヒカン、ピアス、タトゥーといったハードでパンクな格好からは見違えるほどの麗しい姿で、しかもとても緊張している様子で、全体的に穏やか・控えめな雰囲気が会場を包む。
ルーニーは、過酷な過去をもつリスベット役について、「原作本3冊を読んでとても好きになりました。多くの方が彼女に共感したかと思います。人生の中で、自分が誤解されてる、のけ者にされてる、という経験はどなたも持っていると思います。そういう意味で彼女に共感できると思いました。また、若い女優にとって、このようなチャンスは滅多にあるものではありません。大きなチャンスだと思いまして、ぜひとも演じたいと思いました」と答えた。優等生な感じがにじみ出ているような印象だ。
彼女の全身全霊の演技はアカデミー賞主演女優賞にもノミネートされており、本作の“格”を高めている。
フィンチャー監督は、「特に何かを足したというわけではありません。入念に描かれている原作を考慮して作りました。映画を作っていて、何が重要かというと、そのキャラクターが何を考えているかを表すことです。ただ、それを表現するのは大変難しいです」と、原作からのインスピレーションを大切にしたという。
続けて、「なので、あるシチュエーションを選んで、そこでキャラクターがどのように振る舞うか、ということを描くことで、観客に彼女の思考をわかってもらう、そういうシチュエーションを作り出してドラマ化する、ということが私の仕事だと思いました。今回は、追加というより、引いていくことで、砂金をふるいにかけるように、彼女の光り輝く部分を選ぶようにして、彼女が何を考えているかがわかるヒントを提示するようにしました。クリエイトするというより“解釈した”と言うほうが正しいかもしれません。そういう過程をふみました」とクリエーションについて語ってくれた。
原作は3部作。今作は1作目を映画化している。続編は?の質問に、監督は「とりあえず、大勢の方たちに、この作品を観ていただかなければ、2作目、3作目は続きません(笑)。“大勢”の人たちでお願いします」とアピールした。会場からは笑いと拍手が起こった。
すでにスウェーデンで映画化されているものの、ハリウッド製作の、しかもデヴィッド・フィンチャー監督が映画化したとなると、その高い評価もうなずける。原作に忠実、そしてフィンチャー味の『ドラゴン・タトゥーの女』。必見だ。
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タグ:デヴィッド・フィンチャー|ドラゴン・タトゥーの女(ミレニアム)|ルーニー・マーラ|記者会見
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