『アバター 特別編』を観た方が良いと思う3つのポイント

カテゴリ:映画 / 2010.10.14 10:33

3D上映で再び帰ってくる『アバター 特別編』
(c)2010 Twentieth Century Fox (拡大写真)

3D映画の認識をガラリと変えた作品『アバター』に9分間の未公開映像を追加した『アバター 特別編』が10月16日(土)から3D上映限定で公開される。

戦闘シーンなど新たに約9分間の映像が追加された『アバター 特別編』

オリジナル公開時に諸事情のため泣く泣くカットせざるを得なかった映像が、ジェームズ・キャメロン監督により厳選されて追加され、元々あるべき姿に“戻って”の公開。ストーリーの細部を補完した「ディレクターズカット」とも言えるバージョンだ。

日本での興行収入は154億7000万円(8月11日時点)を超え、985万人を動員した作品だけに、かなり多くの人が観ているはずだ。しかし、あえて言いたい。「もう一度観た方がいいんじゃないかな、特別編で」。

その第一の理由は、『アバター』という画期的な3D作品を、“3D”で“全国規模”で“劇場”で観る機会はもうない(はずだ)ということ。今回は、『アバター』という作品を再び観る本当に良い機会なのだ。同じ作品(オリジナル)を観るより、一手間加わった「特別編」なら観たいモチベーションが上がるはず。そういう意味で、またとないチャンスである。

第二に、1回目に観たときよりいろいろな物事が目耳に入って来るということ。初めて観たときはかなりの衝撃があり、それである程度満足してしまった人も多いだろう。2回目は少し落ち着いてスクリーンを見ることができる。そうすると、見ていたようで見ていなかった部分が見えてくる。多かれ少なかれ、人が1回で処理できる容量には限界がある。

そして第三に、『アバター』(オリジナル)を観て「良かった」と思った人は、もう一度感動できるはずだということ。正直言うと、筆者は試写室で特別版を観る前は、「どうしようかな、同じ作品を観るのか。しかも、2時間51分も……」と思っていた。

だが。そんな思いはぶっ飛んだ。時間なんて忘れていた。やっぱりすごいのだ。圧倒的な緻密さで迫ってくる映像そして3Dの体感は、2回目でもとても新鮮だった。何より自分でも驚いたのは、1回目に観たときより涙が多く出たこと。1回目に観たときより深く入り込めていたのだ。その理由はおそらく、ストーリーをすでに知っていたため、その意味を認識・再確認しながら観ることができたからだと推測する。いろいろなことをマルチタスクで考えながらストーリーを予想して観ることと、シングルタスクでその意味を深く考えながら観ることの違いのような。もちろんこれは個人差があるのであくまでも参考なのだけれど。

さらに、少々後ろ向きな理由を付け加えると、『アバター』を超えるクオリティーの3D作品が世に出て来ていないということ。これには「何をもってクオリティーとするのか」という指摘はあるが、やはりあの衝撃を上回る作品が登場したとはなかなか言いがたいのが現状だろう。

試写が終わった後、会場のロビーでは映画ライターらが雑談をしており、「やっぱり、良かった。また泣いちゃった」という声が聞こえていた。一方で、「なんか観ないといけない使命感で来た」という声も。

初見で「もういいや」と思った人には特に勧めないが、『アバター』が良かったと思えた人には、もう一度観てみることを勧めたい。きっと、すごい作品だと再認識させてくれるだろう。

■『アバター 特別編』10月16日(土)全国の3D劇場にてロードショー
20世紀フォックス映画 配給

http://www.avatarmovie.jp

文:ハリウッドニュース編集部

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